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数式を入力するためには、メニューから挿入→数式→行内数式(ショートカットCtrl+m)を選んでください。すると、数式を入れるための小さな青いボックスが出てきます。カーソルが数式ボックスの中にあると、自動的に数式ツールバーが出てくることに留意してください。
(挿入→脚註 メニューを使って脚註が入れてあることにも注意してください。)
ボックス内に入力を始めてみましょう。上付き文字を作るには「^ 」と押すか(空白が入っていることに注意してください。下付き文字の場合は「_」です)、ツールバーボタンを押します。こうすると、上に迫り上がったボックスが出てくるので、上付き文字を入力中だということがわかります。
ギリシャ文字(ここでは小文字のパイ)を入れるには、数式ツールバーのを押してパイを選んでください。通常これよりも早い入力方法は、数式ボックス中で「\pi 」と打ち込むことです(空白に注意してください)。
これで数式はだいたい出来上がりです。
これを参照することもできる数式にするには、数式を「別行立て」にする必要があります。このためには、数式の中にカーソルを置いて、数式ツールバーのを押します(メニューならば 編集→数式→数式の表記を変更→別行立て数式 を選びます)。
別行立て数式は、挿入メニューから直接入れることも出来ます(ショートカットはShift+Ctrl+m)。
さて、実際の数式に近くなるように、もう少し手を加えましょう。この数式を参照するために、ラベルを追加します。数式のときは、LyXはラベル名を提案しません。事前に入力されている前置句の「eq:」はそのままにして、自分で名前を考えてください。このラベルは、LyX中では数式番号の後に表示されます。
これで、数式は図表と同じように参照することが出来るようになります。数式の場合に異なる点は、参照番号の前後に丸括弧を付けるところです。これは、相互参照をクリックすることで追加することが出来ます。そのダイアログ中で参照形式を(<参照>)に変更してください。
参照形式がわかるように、LyXの参照ボックスの前置句が「EqRef:」に変わったことに注意してください。
既定では、変数はイタリック体で組版されます。しかしながら、虚数単位の「i」は他の変数と混乱しないようにアップライト体で組まれるべきです。これは「i」を選択状態にして、数式ツールバーボタンを押し「ローマン体」を選択することで実現できます。
これでできあがりです。

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