Subversionを使ってソースコードを入手するには

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  1.   1.  はじめに
  2.   2.  モジュール
  3.   3.  Tracソースブラウザ
  4.   4.  匿名SVNログイン
  5.   5.  初回ダウンロード以後

1.  はじめに

LyXソースコードは、SVNからGITに移行しました。ただし、まだSubversion (SVN)で履歴を記録している部分も若干残っています。Subversionのもっと詳しい情報と、コードのダウンロードは、ホームページから入手することができます。ドキュメンテーションとSubversion FAQを一読されることをお勧めします。

2.  モジュール

現行のSubversionレポジトリには、アクティブなモジュールが二つあります。

www-user
このレポジトリは、我々のウェブページ(www.lyx.org)の一部を保持しています。
dictionaries
このレポジトリには、LyXで使用されている辞書と類義語辞典が所収されています(大半はOpenSuseレポジトリからダウンロードされています)。

以下はもはや使用されていませんが、歴史的観点から保持されています。

lyx-devel
このレポジトリは、LyXソースコードを提供していました。次期メジャーリリースの開発はトランク(主幹系列)で行われ、マイナー(保守)リリースはブランチ(派生系列)で準備が進められていました。次期安定バージョンは、最新のbranches/BRANCH_X_X_Xディレクトリに収められていました。
lyx-tests
このレポジトリには、試験用に便利な.lyxファイルがいろいろ収められています。
lyx-1_0_x
これは、古い安定リリース系列です。このブランチに対しては、もう作業は行われていません。
lyx
これは、古くて不安定な開発系列で、もう使用されていません。
www-devel
これは、開発者用ウェブページを保持するのに使用されていました。この内容は、www-userdevelサブディレクトリに統合されました。
lyxdoc
ここには、LyX 1.3.x用のドキュメンテーションが(BRANCH_1_3_X系列に)保持されており、リリース前にdocディレクトリに織り込まれます。ドキュメンテーションは、lyx-develモジュールに移行されたので、これは主幹系列用に使用されることはなくなりました。

3.  Tracソースブラウザ

SVNを使用すると、モジュール全体をたった一つのコマンドでダウンロードすることができます。SVNのファイルを一つだけ見たいときには、Tracソースブラウザを使用することを考えた方がよいでしょう。Tracは、SVNレポジトリを閲覧したり、ログファイル等を読んだり、任意のバージョン間の差分の閲覧などを可能にするツールです。

LyXのSVNレポジトリ用のTracソースブラウザは、LyXホームページにあります。しかしながら、ほとんどの場合、ユーザーはモジュール全体をダウンロードしようと思うでしょう。その場合は、以下をお読み下さい。

4.  匿名SVNログイン

ソースのローカルコピーを置きたいと思うディレクトリ内から、

 svn co svn://svn.lyx.org/lyx/dictionaries/trunk

を実行して下さい。

もちろん、ダウンロードしたいモジュールによっては、svn co svn://svn.lyx.org/lyx/www-user/trunk www-userのように入力することもできます。

5.  初回ダウンロード以後

コードを更新するには、lyx-develディレクトリにcdして、

 svn update

を実行するだけです。これによって、変更あるいは追加のあったファイルのみを、適切にダウンロードしたりパッチを当てたりするので、ユーザー(とサーバー)の時間を大幅に節約することができます。

リポジトリと比較して、ローカルコピーにどのような変更が加えられているかを調べたいだけならば、

 svn status

を実行して下さい。ローカルコピーにまだ反映されていない変更が、サーバーにあるかどうかを調べるには、

 svn status -u

を実行して下さい。